ならの元気は吉野から

吉野共生プロジェクトは、「ならの元気は、吉野から」を合い言葉に、地元のさまざまな企業・団体と連携し取り組む活動です。
吉野地域に対する関心を高め、地元産業の振興に寄与していきます。

イベント

お知らせ

活動レポート

吉野共生プロジェクト 2013 動画紹介

吉野共生プロジェクト 2013の様子を動画紹介で紹介しています。

吉野共生プロジェクトパンフレット

ならコープは奈良大和の地で培われた「共生」の風土を受け継ぎ、奈良県の自然と文化を守り発展させ、次世代へと繋げていきます。

組合員のくらしに貢献するエネルギー分野への新たな挑戦へ

はじめに

現在、私たちがエネルギー源として大きく依存している化石燃料や原子力は、CO2排出による地球温暖化や資源枯渇の問題、放射能汚染等のリスクがあり、将来世代にわたり持続可能なエネルギー源とは言えません。

ならコープグループでは「2020年に向けた新環境政策」で創立以来の基本方針を確認して、奈良県の豊かな自然と文化を守り次世代の子どもたちに引き継ぐため環境にやさしい地域づくりをすすめます。「吉野共生プロジェクト」は奈良県の優れた自然環境を生かし、その保全と地場産業の振興をめざす県民運動に発展しています。県下各自治体で賛同の輪を広げ、新しい環境エネルギーの課題に向き合い、ならコープエネルギー政策を実行します。

太陽光・小水力・バイオマスなどの再生可能エネルギーによる発電、蓄電装置やLED照明器具・電気自動車の活用などで実績を積み上げつつ、ならコープグループとして発電事業に参加しながら、組合員への安全・安心なエネルギーの供給体制づくりをはじめます。自立分散型エネルギーシステムの構築をめざし、新しい時代に対応したエネルギー分野の取り組みを開始します。

(2014年2月)

奈良での地域エネルギーの展開
1:再生可能エネルギーのさらなる拡大

「組合員への安全・安心なエネルギー供給体制づくり、自立分散型エネルギーシステムの構築」を社会づくりとして組合員や地域社会とともにすすめ、「ならコープエネルギー政策」をさらに発展させてきました。ならコープグループにおける太陽光発電所は18箇所4,700kW、小水力発電所82kW、年間発電量は514万kWhに達し、ならコープグループにおける電気使用量の26%をカバーすることができています(2019年3月未現在)。また、2017年4月から組合員向けに小売電気事業「ならコープでんき」もスタートしています。

2:電力事業によるコミュニティの活性化や持続可能なまちづくりを支援

ならコープグループの太陽光発電が生み出す収益を元に、「再エネ協同基金」を創設し、2019年9月に基金を管理・運営する「一般財団法人 再エネ協同基金」を設立しました。また、「ならコープでんき」を利用する組合員からも任意で基金への支援をいただいております。その基金を活用して省エネアイテム購入支援や各家庭での太陽光発電・蓄電池設備導入支援など、地域や組合員への還元をおこないます。奈良で再エネをつくり、余ったエネルギーを分け合う」という新しいライフスタイルへの転換につなげます。

3:「株式会社コープエナジーなら」を設立

これら中長期の展望を見据えるとともに、ならコープグループの事業経営に影響を与えず、発電事業に特定したSPC会社「株式会社コープエナジーなら」を2015年6月に設立しました。この間、地域や取引先様と協業して、再生可能エネルギーのさらなる拡大に取り組んでいます。
株式会社コープエナジーなら

2016年4月作成

東吉野小水力発電の復活

奈良県吉野郡東吉野村では、豊かな水資源を活かした地域づくりと村の活性化を目的に、大正3年から昭和38年までの約50年間稼働していた「つくばね発電所」が復活しました。
2013年に「東吉野小水力利用推進協議会」を設立、2014年に同協議会の有志によって「東吉野水力発電株式会社」を立ち上げました。同社は、事業収益を村の活性化に役立てます。ならコープグループでは、同社に出資するとともに「つくばね発電所」を復活させる市民運動を支援しました。

東吉野村つくばね発電所復活プロジェクト

東吉野村は1970年に7,028人あった人口も、2010年には1/3以下の2,144人まで減少しています(総務省統計局 国勢調査)。20年後の2035年には900人を下回ると予測されています(国立社会保障 人口問題研究所2013年3月推計)。村の存続そのものが危ぶまれているのです。 多くの名所旧跡もあり、豊かな自然に囲まれたこの東吉野村に生き生きとした元気を取り戻すため、このプロジェクトをスタートさせました。

東吉野村 日裏川上流

2014年11月、有志によって新たに非営利型の「東吉野水力発電株式会社」を設立し、2017年7月つくばね発電所が復活しました。村に流れる日裏川の水で最大82kwの電力を発電、FIT制度を通じて売電しています。これからもご理解・ご支援宜しくお願いします。

「吉野の森と水を守るための募金」の取り組み

「吉野の森と水を守るための募金」活動とは、ならコープが販売する「奈良県産ひのひかり」1㎏につき、ならコープとJAならけんがそれぞれ0.5円を積み立てて、奈良県森林組合連合会を通して吉野の森と水の保全に供する活動です。

吉野の森と水を守る募金報告
・2021年度:998,752円
・2009年度~2021年度募金総額:12,709,077円