商品Q&A

水産

  • 『塩秋鮭切身(中辛口)(増量)』5切れ中1切れだけ赤っぽい。遣う種類の魚?

    ご指摘をいただいたものは、秋鮭の個体差による赤みが強い身でした。秋鮭でも赤色の濃い個体が混ざることがあり、今回の商品は赤い身を除外したり、濃い赤色同士で組み合わせたりなどの処理はせずにお届けしています。5切れの中1切れに、とりわけ赤い色の秋鮭が混ざったとものと思われますので、ご理解をお願いいたします。

  • 『氷温甘塩さば切身』鯖の表面に黒い紐状のものが・・・・

    「黒い紐状のもの」は、サバの腹腔膜と呼ばれる、内臓を覆っている黒っぽい膜が細長く剥離したものでした。通常は内臓を除去する際にある程度は除去されるものですが、今回は除去しきれずにつながったままとなった、あるいは一度除去したものが再度付着したものと思われます。この腹腔膜は鮮度が良いものほど完全に身から剥離することが困難ですが、できるだけ腹腔膜を除去し、その後の確認を徹底するよう製造工場に要請しました。

  • 『キスフライ』塩素臭がする・・・・

    キスは、エビ・カニ・ゴカイなどを捕食しますが、そうした餌の影響により特有の風味が強くなる場合があります。今回はキス特有の風味の強いものがあり、それを敏感に感じられたものと考えます。このような風味の強いキスを完全に除去することは難しい面がありますが、製造工場では原料キス使用前の試食検査で、風味の強いキスの除去に努めるようにいたします。

  • 『子持ち浅羽かれい切身』黒い斑点は何?

    現品には魚体の白い面の一部に、黒い斑点がありました。カレイやヒラメの白い面には、生息海域の環境や個体差によって、こうした黒い斑点模様がつく場合があります。問題ないものですので、ご安心ください。

  • 『船凍するめいか』皮を剥いたら半分程が赤茶色に・・・・

    変色した部分は肝臓の位置と同じであることや、色合いが同様であることから、するめいかの肝臓の成分が身に浸み込んで色移りしたものと考えられます。漁獲後、短時間で調理される生するめいかとは異なり、漁獲後すぐに急速冷凍し、そのまま冷凍保管する「船凍するめいか」は肝と身が長時間密着しています。肝の粘度によっては、稀に今回のような色移りがおこる場合があります。するめいかの肝臓は未加熱で塩辛としても調理できる部位です。食されても問題はありませんので、ご安心ください。

  • 『蒸しダコ』頭の部分に1cmほどの黒茶色の細いものが・・・・

    異物はウニのトゲでした。ウニが大量にいる漁場で漁獲したタコには、ウニのトゲが刺さっていることがあります。加工時の洗浄やパック時の点検で発見したものは除去していますが、今回はタコの身の間に入りこんだものを見落としたようです。今後はさらに洗浄と点検に努めます。

  • 『CO・OP パクパクさんま開き』身の部分に緑色の斑点。魚のウロコ?包材に記載されているが、気になる。

    ご返品いただきました商品を、製造工場にて確認いたしました。ご指摘のものはさんまのウロコです。肉面に付着した場合には、カビ・プラスチック・ビニールなどと誤解を受けることがありますので、除去に努めていましたが、取りきれなかったものと思われます。通例、肉面は2回の洗浄で異物を落とし、ウロコの残ることのないよう注意を払っています。さらに袋詰め工程前に最終目視確認をおこないます。ただ、ウロコのチェックは人の目に頼らざるを得なく、100%の除去は困難な状況です。ご理解をお願い申し上げます。

  • 『活あさり』貝殻が割れている・・・・

    旬の時期を迎えて、あさりはぷっくりと身が充実しています。とても美味しいのですが、カラが薄くなってわれやすい時期でもあります。生産現場では、収穫直後の船上からパック詰めの直前まで、細心の注意を払って手作業で割れ貝の発見に努めています。ただ、人の目でチェックしていますので、特にヒビの入ったものなどは完璧な除去が困難です。こうしたものが、輸送中のちょっとした衝撃などで割れてしまって、お届けされたことが考えられます。貝殻が割れてしまった場合、身が取りにくいなどのご不便をおかけすることがありますが、貝が生きていれば安心して食べることができます(開封時に異臭を感じる際は、死んでいますので食べないでください)。取引先へは目視による点検で殻のひび割れ発見に努め、商品の取り扱いにも十分に注意するよう伝えています。

  • 『CO・OP ちりめんじゃこ』冷蔵庫のチルドで保管。1週間くらいで、少しピンク色に。

    今回の場合は、「開封したらピンクに変色し、さらにだんだんピンクになった」とのことです。窒素ガスが放出し、酸化が進んだため、ピンク色になったと考えられます。さらに直接の要因として、加熱殺菌後のちりめんの温度が高かったことも考えられます。ちなみに、天日干しされたものはピンク色になりますが、冷風乾燥したものはなりません。食べてもさしつかえありませんので、安心してお召しあがりください。
    ●今後の対策●
    1.急速冷凍庫の温度、加熱殺菌後のちりめんの冷却温度を下げて十分冷却します。
    2.定量充填後の温度管理を徹底いたします。

  • 辛子明太子。色が黒い・・・

    現品の黒い部分は「打ち子」と言われている状態です。スケトウダラの漁獲時、魚体の打撲などで発生するといわれています。コープの辛明太子には発色剤や着色料を使用していません。そのため、原料そのものの色がハッキリと出てしまいます。製造時には見つけることができなかった「打ち子」の色の違いが、その後の温度変化などで明確になったものです。問題があったわけではありませんので、ご安心ください。とはいえ、この様な現象は組合員みなさんにはわかりづらいことでもあります。メーカーへは原料選別を強めること・製造工程での目視確認を強めることを要請しています。

  • 『生かき』 白い粒々は何?

    ご指摘の白い球状の異物はかきの卵でした。10月~12月にかけて海水の温度が23~24℃の高温になると、かきの卵がイボ状に大きくなり、グロテスクな形になります。奇形ではなく毒性もありません。食べる事もできますが、商品価値のないものですので、メーカーには原料選別を強めるよう要請しました。

  • しじみを調理したところ薬品臭がした。

    原因としては、長雨による降水量の増加で、産地である宍道湖に真水が流れ込み、塩分濃度が大きく下がったことによって、プランクトンや藻類が異常発生したためと考えられます。この藻類のなかでも特殊な物を魚介類が摂取した場合、体内の酵素によって分解されDMS(ジメチルスルフィド)を生産すると言われています。このDMSが少量存在する場合には、魚介類にとってなくてはならない好ましい臭気(ウニの香り、アユの香り、エビの色等)になりますが、量が多くなるとカビ臭・薬品臭・泥臭・油臭などの人間にとってこのましくない臭気を発するといわれています。

  • ほたて貝柱(刺身用)にオレンジ色したものが混じっている。

    ほたて貝の餌となるプランクトンには、カロチノイド色素を含有しているものがあり、これが多数存在する海域で育ったほたて貝の貝柱には、赤いカロチノイド色素が沈着してきます。そのため、ごく希に赤~オレンジ色や赤い斑点のあるほたて貝柱が混入することがあります。したがって、オレンジ色はプランクトン由来のもので安全上の問題はなく、風味も正常品と差異はありません。ただメーカーでは選別時に色見本で選別しており、今回の現物については通常除去されるもので、選別の徹底を要請しました。