「福島の子ども保養プロジェクト in なら」を実施しました
東日本大震災で被災し不安な日々を送っている福島の子どもたちに、放射能の心配をすることなく、おもいっきり外遊びを楽しんで、思い出を作ってもらおうと、7月29日(金)~8月1日(月)「福島の子ども保養プロジェクト in なら」を実施、12家族38人(大人16人、子ども22人)に奈良で過ごしていただきました。
ならコープが組合員の募金で運営する「福島の子ども保養プロジェクト in なら」は今年で5回目となり、福島の子ども保養プロジェクト・東大寺・奈良県生活協同組合連合会・近畿労働金庫・奈良ロイヤルホテル・(株)黄金糖・NPO法人Cキッズネットワークの協力で実施しました。
29日、奈良に到着した後、奈良ロイヤルホテルでウエルカムパーティをおこないました。
ウエルカムパーティでは、ゆっくりと夕食をとっていただき、ならっぴ(ならコープのキャラクター)も登場し、奈良の紹介やクイズをおこない、参加者には家族ごとに自己紹介をしていただきました。
30日、東大寺では教学執事からお話を聞いて、大仏殿の拝観や柱くぐり、奈良公園で鹿とのふれあいを楽しみました。
その後、(株)黄金糖で工場見学と飴作り体験をおこない、ホテルに帰ってから、Cキッズネットワークによるお金の学習会や畿央大学の学生による交流ゲームと盛りだくさんの企画を楽しんでいただきました。
31日はご家族ごとに思い思いの一日を過ごしていただき、奈良、京都、大阪などでめいっぱい楽しまれました。
1日の「奈良の思い出発表会」ではたくさんの感想をいただきました。
参加した子どもたちからは、事前にお配りした画用紙に、鹿や東大寺、大仏、ならっぴ、飴作り体験など思い思いに絵を描いて奈良の思い出を話してくれました。
保護者からは、ならコープの組合員さんにメッセージをいただきました。
・4日間とても早く感じました。子どもたちもリフレッシュできました。いろいろな企画でとても充実していました。奈良はとても良い所でした。ご協力していただいたすべての皆様に感謝申し上げます。
・身近な方のお子さんが甲状腺ガンが見つかり手術をうけました。まだまだ心配で不安なことは終りが見えそうにありません。3泊4日でしたがその心配から離れて楽しく過ごすことが出来ました。本当にありがとうございました。奈良の皆様に感謝!!
・年々、保養の数が少なくなっています。短い期間でも保護者や子どもたちは、日々のストレスから解放されることが出来ます。(福島では土は触らない。森林には近づかない。側溝には近寄らない。水道水はさける。モニタリングポストを常にチェックなど)気にせず外を走り回り、好きなものを食べ、思いきり深呼吸できる機会を与えていただきありがとうございました。
・3泊4日、とても心が暖まりリフレッシュすることが出来ましたこと心より感謝いたします。ならコープの皆様をはじめ、支援くださった方々は優しく、パワーがありました。関西弁も新鮮で子どもも親も笑顔と元気をもらうことが出来ました。今後もこのPJを継続いただき福島に活力を与えてください。
・放射線量が低い土地に数日滞在すると、体がリフレッシュされる言われています。遠方にお金をかけて保養することは簡単なことではなく、この様な機会はとてもとてもありがたく、言葉に出来ない程感謝しております。
・福島の子どもたちは大人に成長するまで検査を受け続けなければいけません。その過程で県外へ出て、このようなPJに参加させていただくことは、大変大切なことだと思います。支援していただきありがとうございます。
・福島のこと、風化させないために・・・と言っていただきとても嬉しく思います。子どもたちには貴重な経験をさせていただき、重ねてお礼申しあげます。
など他にもたくさんのメッセージをいただきました。
「福島の子ども保養プロジェクト」への募金にご協力いただきました組合員のみなさま、ありがとうござました。ならコープはこれからも息の長い支援を続けてまいります。
今後も「東日本大震災目的別募金」へのご協力をよろしくお願いいたします。