~その時、あなたはどうしますか?~

近年、地震、水害など多くの災害が発生し、被災者、なかでも災害時要援護者といわれる人々への影響が深刻化しています。今年4月14日熊本県において、最大震度7の地震が起きましたが、それまでの熊本県益城町の地震発生率は8%でした。そこで、全国どこでも起こりえる地震に備えて災害発生時の安全・安心のため、もしもの時に役に立つ知識・技術を学ぶ機会として、10月3日(月)ならコープ本部において、日本赤十字社奈良県支部の松本淳子氏を招き、「2016年防災学習会」を開催。80人が参加しました。
 
災害時の基本原則は「自助(自らの命を守る)」。次に近隣の知人や自治会と協力して助け合う「共助」。さらに行政などによる災害対策「公助」が減災につながる。災害に備えて大切なことは平時に備えること。日頃から近所づきあいをしっかりしておくこと。顔の見える関係づくりが一番地域の防災力を高めるとお話がありました。
 
救急手当ての実践練習では、スカーフを使った応急手当、毛布を使ったガウンや担架の作り方のほか、ラップの活用法やビニール袋と熱湯で作るホットタオルの作り方などを学びました。
 
続いて、ならコープの防災の取り組みや、防災拠点としての本部の施設を紹介し、防災かまどベンチを使って調理したカレーを試食。北エリアやたすけあいの会の活動報告などもあり、地域のつながりの大切さを再確認しました。

 

「2016年防災学習会」を開催しました
「2016年防災学習会」を開催しました
「2016年防災学習会」を開催しました

参加者からは、「何度かは講習を受けたけれど月日が過ぎれば忘れてしまうのが常。何回も繰り返し勉強することが大切」「先生がおっしゃっていた通り、奈良は災害を受けにくいからということで、正直関心がなかったが、考えが甘かったと思う」などの感想がありました。