8月の連続的に発生した台風は北海道に大きな被害を及ぼしました。特に川沿いや低い土地での被害が大きく、川の氾濫で圃場が浸水したり、川の瓦礫(流木など)が作物をなぎ倒したり、作物だけでなく農地が土ごと川に流出した地域もあり、回復に数十年かかるところもあるようです。そこで、9月29日(木)、30日(金)、ならコープから小田副理事長と組合員理事2人が被害の大きかった北海道産直生産者の(有)得地農場、(有)折笠農場、(有)丸巳をお見舞い訪問し、各産地にお見舞いの寄書、お見舞金と職員募金を届け、お話を伺いました。
 
(有)得地農場(得地さんのブロッコリー) 〔十勝支庁音更〕
減化学肥料減農薬にこだわり、安全でおいしいブロッコリーを育てているため、もともと収穫量が少ない上、今年は天候不順(日照不足と長雨)で台風前から不作予測のところに台風がきて畑に滞水し、出荷前の多くのブロッコリー及びブロッコリーの苗が傷んでしまいました。収穫量は例年の1割程度になるかもしれないとのこと。今後は自然災害に強いブロッコリー栽培方法やスイートコーンの作付けを増やすなど見直しも必要という話も出ていました。ならコープでは、スイートコーンの取扱なども検討し、引き続き支援をしていきます。
 
(有)折笠農場(産直じゃがいも、産直玉ねぎ) 〔十勝支庁幕別〕
(有)得地農場同様不作予測で、今回の台風でさらに収穫減とのこと。(有)折笠農場は無農薬野菜の栽培を目指し、土からこだわり、無農薬のじゃがいも・大豆・小麦・トマト・りんごの栽培など様々なことにチャレンジされています。被害は大変大きいですが、「やりたいこと、目指すこと、工夫することなどまだまだある」と前向きで熱い思いを聞かせていただけました。
 
(有)丸巳(矢澤さんのにんじん)  〔上川支庁東川〕
作業場と圃場を訪問しました。夏の長雨ですでに水を含んでいる土壌に大量の雨水が川になって流れ、傾斜地の下方は作物も流され痛々しい状態でした。大根の収穫はこれからですが、台風のあと雨が少なく大根の生長が遅いのでさらに収穫量が減る見込みとのことでした。

 

北海道産直生産者をお見舞い訪問しました
北海道産直生産者をお見舞い訪問しました
北海道産直生産者をお見舞い訪問しました

組合員の皆様には案内商品の代替え等で大変ご迷惑をお掛け致しますが、産直産地へのご理解とご協力お願い致します。