ならコープサークル「桜(鎮魂)の会」が毎年開く「桜あかりの集い」は、阪神・淡路大震災後10年目に植樹した「鎮魂の桜」のもと、毎年神戸の「1.17希望の灯り」から分灯した灯りをともし、阪神・淡路大震災と東日本大震災で亡くなられた方々の冥福を祈るとともに、未来の防災活動へつなげる機会としておこなわれています。「鎮魂の桜」は、阪神・淡路大震災で亡くなられた尊い命の鎮魂のため、亡くなられた方と同数の6434本の桜を全国に植樹するレクイエムロード作りに賛同し、協同福祉会あすなら苑中庭に植樹されました。

桜あかりの集いは、今年も1月14日(土)、ならコープサークル「桜(鎮魂)の会」主催、あすなら苑・ならコープサークル「べるちゃんボランティア」の共催で、二つの震災の復興を願い、あすなら苑でおこなわれ、約60人が参加しました。今年は、多くの方が参加できるように同苑1階サロンで開催。最初に「すぐできる だれでもできる 減災への工夫」がパワーポイントで説明され、参加者には、説明資料と「地震その時10のポイント」を配布、地震災害への備えが呼びかけられました。この後、「アンサンブル奈良」による鎮魂のコンサート、ティータイムでは熊本県西原村で製造した焼き芋をならコープからの提供で配られました。この日は、数年に一度といわれる大寒波による強風で、苑庭にある鎮魂の桜の下での燈火会をできませんでしたが、サロンで神戸から運ばれた「1.17希望の灯」を分灯し、犠牲者の冥福を祈りました。ランタンを覆うメッセージは223通が寄せられ、「大震災を忘れず、復興を願う気持ち」をみんなで確認しました。

 

「第12回 桜あかりの集い 2017」が開催されました
「第12回 桜あかりの集い 2017」が開催されました
「第12回 桜あかりの集い 2017」が開催されました
「第12回 桜あかりの集い 2017」が開催されました