9月9日(土)、吉野郡川上村白屋地区において、水源地の村「未来への風景づくり」2017環境保全学習会を開催。ならコープグループ、川上村役場からあわせて38人が参加しました。

旧白屋地区の集落は、2003年におこなわれた大滝ダムの試験湛水の影響により、地すべりが発生しました。その対策工事は終わりましたが、住民は集団移転を余儀なくされました。すでに建物はなくなっていますが、石積みの独特の風景や、神社跡の鎮守の森など、かつての人々の営みの名残が残っています。水源地の村「未来への風景づくり」は、かつてのこの地の人々のぬくもりを、緑による景観づくりを通して再生していくプロジェクトで、2015年3月にならコープ協賛区画に21本の植樹からスタートしました。
 
開催にあたり、ならコープの中野理事長から「“未来への風景づくり”の取り組みを通じて、ならコープが取り組む環境や防災に役立てていただきたい」と挨拶がありました。続いて、川上村の栗山村長から「水源地の村づくりにいつも多大なる力強いご協力をいただいて感謝しています」と挨拶をいただきました。大滝ダム「学べる防災ステーション」館内では、大岡館長やスタッフの方から、大滝ダムの役割、ダムと人類の歴史、また、豪雨体験をして防災意識の啓発などについて学習しました。

 

水源地の村「未来への風景づくり」2017環境保全学習会を開催しました
水源地の村「未来への風景づくり」2017環境保全学習会を開催しました
水源地の村「未来への風景づくり」2017環境保全学習会を開催しました

別の区画で草刈りをおこなっている大和ハウス工業(株)の参加者と昼食交流をおこないました。今年は、新たな協賛企業としてダイドードリンコ(株)の方が取り組みの様子を視察されました。
 
最後に、閉会の挨拶としてならコープの堀井常任理事が「今日ここで学んだことは、是非明日から活かしてほしい」と締めくくり、記念撮影をおこないました。参加者からは「天気が良くて景色もきれいです」「“学べる防災ステーション”も子ども向けかと思ったが、大人も十分勉強になりました」等、お声をいただきました。

水源地の村「未来への風景づくり」2017環境保全学習会を開催しました
水源地の村「未来への風景づくり」2017環境保全学習会を開催しました
水源地の村「未来への風景づくり」2017環境保全学習会を開催しました

次回は11月11日(土)大和ハウス工業(株)、奈良ダイハツ(株)他、協賛企業と合同で「ふれあいまつり」を予定しています。