ならコープサークル「桜(鎮魂)の会」が毎年開く「桜あかりの集い」は、阪神・淡路大震災後10年目に植樹した「鎮魂の桜」のもと、毎年神戸の「1.17希望の灯り」から分灯した灯りをともし、阪神・淡路大震災と東日本大震災で亡くなられた方々の冥福を祈るとともに、未来の防災活動へつなげる機会としておこなわれています。
「鎮魂の桜」は、阪神・淡路大震災で亡くなられた尊い命の鎮魂のため、亡くなられた方と同数の6434本の桜を全国に植樹するレクイエムロード作りに賛同し、あすなら苑中庭に植樹されました。
桜あかりの集いは、今年も1月9日(土)、「桜(鎮魂)の会」主催、あすなら苑・ならコープ・ならコープサークル「べるちゃんボランティア」共催で、二つの震災の復興を願い、あすなら苑3階ホール及び苑庭でおこなわれ、約60人が参加しました。
 
前田代表の挨拶のあと、12月に開催された「桜ライン311」の植樹会に参加したならコープ職員の山本翔貴さんの報告がおこなわれました。
「桜ライン311」への参加は2回目となる山本さんは、活動の報告や参加者のコメントを紹介するとともに、「前回植樹した場所を訪れた時、どうなっているか期待と不安があったが、小さな小さな桜の蕾がついていて、大きな大きな希望が見えた。これからも“微力は無力ではない”という言葉を胸に、防災について考えてもらうために、たくさんの人に伝えていきたい」と語りました。
その後、「アンサンブル奈良」による鎮魂コンサートがおこなわれ、会場内では、防災グッズや非常食、ハザードマップ、避難場所、地震発生時の行動、ならコープがすすめる「ローリングストックってなぁに?」などの展示をおこない災害に備えることの大切さを呼びかけました。また、東北お手伝いショップの出店やふるまいぜんざいもおこなわれました。 

 

「第11回 桜あかりの集い 2016」が開催されました
「第11回 桜あかりの集い 2016」が開催されました
「第11回 桜あかりの集い 2016」が開催されました
「第11回 桜あかりの集い 2016」が開催されました
「第11回 桜あかりの集い 2016」が開催されました
「第11回 桜あかりの集い 2016」が開催されました

夕暮れとともに参加者は苑の中庭に移動し、組合員から寄せられた約200枚のメッセージが書かれた灯籠に神戸市の東遊園地にある「1.17希望の灯り」から分けられた火を灯して、二つの震災で亡くなられた方への冥福を祈り、黙とうを捧げました。