5月9日(火)奈良県立高等技術専門校(三宅町石見)で知的障がいのある14人が学ぶクラスを対象に2時間の講義をおこないました。昨年(株)ハートフルコープよしのでは、同校から4人を採用しています。
 
講師のハートフル事業推進担当の竹村氏は、まず(株)ハートフルコープならの理念「働いて生きていく」、方針「働く力を高めるために」「援助を受ける力を高めるために」を紹介し、「気づき」をテーマに講義が始まりました。
 
・「夢・目的・目当て・日々の仕事」をしっかり持つこと、諦めないこと。やりきることで達成感がある。
・「自分で考えて自分で行動することができる人になる」失敗しても挑戦することが大切。
・夢を探すことも大切。そして、仕事の中でも生活の中でも「気づき」「発見」「探し当てる」こと。
・まず「体力」をつけること。仕事以外で自分を支援してくれる人や、国や県の支援を知って活用できるようになってほしい。
 
目標はみんなが「自立し、一人前になること」。仕事をしていく中で、最終的には「困った人を助けられる人・教えられる人になる」こととし、「(株)ハートフルコープならでは実習を受け入れています。仕事は経験しないとわからないのでぜひ実習に参加してほしい。今日の話を一つでも頭のどこかにおいて思い出してください」と締めくくりました。

ならコープは2011年7月6日、特例子会社「(株)ハートフルコープなら」を設立。障がい者雇用をさらにすすめ、障がいのある方に働く場を提供し、雇用を広げ、自立を支援する市民セクターとしての役割を担っています。就労を通じて働くことの喜びや生きがいを得られるように支援し、ならコープで働く職員、取引先への理解を深め、障がい者雇用の取り組みが地域に広がることをめざしています。

 

「働いて生きていくこと」県立高等技術専門校で講義をおこないました
「働いて生きていくこと」県立高等技術専門校で講義をおこないました
「働いて生きていくこと」県立高等技術専門校で講義をおこないました

【生徒からの感想】
・気づくことの大切さがよくわかった。
・働くことに体力が必要だとは知らなかった。
~専門指導員安田先生より~
大切なことを学んだ。すぐには生徒に理解できなかったことも、今回のお話をもとに振り返りながら広げて指導していきたい。生徒たちにはぜひ大切なこととして受け止めてほしい。