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歯ざわりの良さとタレの良さ。

三陸の海岸ではリアス式の地形を利用して、
わかめの養殖が盛んにおこなわれている。
全国でも屈指の品質と呼び声の高い、
その肉厚なわかめの根本(めかぶ)をボイル、
スライスした商品が、今回登場する
「ならコープ・三陸産とろろめかぶ」だ。
独特のぬめりが、
とろろいもを連想させてついたネーミング、
本当にとろろが入っているわけではない。
透明感のある鮮やかな歯ざわり、
ツボをついたタレのうまみ。
滋養たっぷりの海の幸、
その人気のヒミツを取材した。

ならコープ三陸産とろろめがぶ
写真は左上から時計回りで/カンタンめかぶ・シーフードサラダ・豆ごはん・山芋マグロ・冷製パスタ
 
商品の特徴は
国内産わかめを使用
めかぶとは「胞子葉」と呼ばれる、わかめの根本部分。
製造では宮城県沿岸から岩手県沿岸の良質わかめを確保、
マイナス35℃の低温で保管・使用。
めかぶは無調味・無着色
めかぶはアミノ酸などの調味液に浸さず、無着色で自然のままに。
ボイル・スライスしたものを、
地元で昔ながらに食べていた姿でお届けしたいと企画。
とびきりのタレ
カップに添え物のように付いているタレ。でも、あなどるなかれ。
岩手県内の老舗醤油メーカーがつくる「山仙濃口醤油」をベースに、
鰹エキス・昆布エキスをプラスした旨さ。おそるべしご飯との相性。
 


三陸の海が育んだミネラルの宝庫。
めかぶ(わかめの胞子葉)はカルシウムやマグネシウム、
ビタミンAなどを含むほか、
ぬめり成分にはアルギン酸やフコイダンを豊富にそなえています。
カットする前のめかぶ
カットする前のめかぶ。
このままでは、ちょっと食べにくいお姿・・・・

 

原料はこんな色

■原料はこんな色
コレが原料のめかぶ。実際には褐色で、 鮮やかな色になるのはボイルしてから。

丹念な洗浄

■丹念な洗浄
まずは汚れ落としを。入念な洗浄は異物除去にも一役。

手作業で心をこめて

■手作業で心をこめて
太い軸や茎の部分は、 ひとつひとつ、はさみで切り取ってゆきます。

目視チェックもかねて

■目視チェックもかねて
はさみで茎などを取り去るとともに、異常がないか、目視でチェックもしています。

ボイルで鮮やか

■ボイルで鮮やか
ボイルしためかぶは、とても鮮やかなグリーンに。この後、細かくカットします。

やっと完成

■やっと完成
カット後の目視チェックを経て、ようやく完成。あとは充填・出荷を待つばかり。

かくれた部分の美味

 大根の葉、むかご(山芋の実)、あるいは鶏のおシリや魚の頬肉。こうした部分、食材としてはあまり流通することがない。でも、大根の葉は漬け物に、むかごはかるく塩ゆでにしただけで、香りとコクが堪能できる。鶏のおシリは「ぼんぼち」なんて、焼き鳥のツウはコレに目がない。魚のほっぺも、なかなかだ。いちばんはマグロ。少量ならタイやハマチで実感できる。
 そして、めかぶ。
 いつも食べているわかめの、根本の部分。とろろを想わせる独特のぬめり。透明感のある鮮やかな歯ざわり。すこし似た食材に京じゅん菜が想いうかぶけれど、おかずにするならこちらに軍配。ズズズイっとすすり込んで、熱いごはんをほおばりたい。
 地元ではむかしから食べたというが、関西ではなじみがうすい。佃煮なら、その商品化は30年以上も前だという。ヒラヒラ上品な葉?(わかめ)とちがって、なんだか変わったカタチの品。細かく刻んで生食する、そのうまさに気づいたのは誰だろう?そういえば、ホヤも三陸あたりが特産だ。

意外に少ない国内産

 ならコープの「とろろめかぶ」は、国内産(三陸産)だ。そこで、市販の品をいくつか調達。裏面の細かな文字をみると、どれもそろって中国産。4種買って国産ゼロ。偶然なのかも知れないが、国内産のめかぶ、意外と少ないようなのだ。
 そこで、ちょっと気になる話をひとつ。
 「日本も、いずれ国内産わかめが不足してくると思いますよ。だんだん、採れなくなっているようです」
 とある場所で聞いた世間話。後継者不足が深刻なのだと。それに、もうひとつ気になる点。今、海の環境はどうなのだろう。輸入量の増大で国内生産者がつぶれ、その上、海が汚れたので国産はムリ・・・・もしも、そんなことでは寂しすぎる。ならコープ商品の利用で、食卓にささやかなレジスタンスを。

タレのうまさ

 めかぶの味は、無味無臭。そこにあるのは舌ざわりと食感だ。市販の品にはアミノ酸液で調味したもの、うすい塩味だけのもの、カツオエキスを効かせたもの、いろんな味の品がある。ならコープの「とろろめかぶ」につくタレは、醤油がベース。地元、岩手県で創業文化4年(1807年)の醤油メーカーが丹精込めた濃口だ。その「山仙濃口醤油」にカツオや昆布のうま味を加え、かくし味には醸造酢で味を引き締めた。
 まるで添え物のような小袋のタレ。だが、めかぶにまぜると滅法うまい。米との相性を知り抜いた味は、めかぶ以外にも楽しめそうだ。

 このタレをため込んで、もっとほかにも使ってみたい・・・・そこで、ならコープの「とろろめかぶ」に山芋の短冊を和え、そばつゆをたらして食べてみた。なめたけ茶漬けと和えてみた。いずれも悪くはなかったが、タレを味のベースにすると、もっともっと美味しくなった。
 タレのため込みには失敗したけれど、この商品、みなさんもいろんな工夫でおためしを。

 

今回は、(株)尾坪商店のみなさんからご提案いただいた、
特製メニューをご紹介!!
商品の良さと特徴を知り尽くした メーカーならではの、
思わぬ美味しさ満載の2品です。
パスタは、オリーブオイルとバジルの風味が、めかぶにピッタリ。シーフードサラダも、めかぶの舌触りが 意外な野菜の旨さを呼びます。
みなさん、ぜひ、おためしを!!
冷製パスタ
◆冷製パスタ
■材料
(一人分)
めがぶ60g・缶詰トマト100g・パスタ80g・青じそ1枚
■調味料 オリーブオイル大さじ1・レモン汁大さじ1/2・バジル・コンソメ・塩
■作り方
(1) パスタをゆで、冷水で冷やす。
(2) 具材と調味料を混ぜ、皿に盛る。
シーフードサラダ
◆シーフードサラダ
■材料
(一人分)
めがぶ30g・わかめ適量・冷凍エビ、イカ、ホタテ各30g・輪切りレモン・野菜
■調味料 ピエトロのドレッシングがおすすめ
■作り方
(1) 野菜を適量盛り、解凍した具材・わかめ・めかぶを盛り合わせる。
(2) レモンをのせ、好みのドレッシングをかける。
WRITER/村上 実樹   PHOTO/(株)田部井デザイン
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