さんぽみち
ならコープ
事業所地図 サイトマップ
加入のご案内 総合案内 商品情報 ならコープ夕食宅配 コミュニティ 決算概況・社会貢献活動 採用情報 お問い合せ早見表
トップ >>  商品情報 >>  商品こだわり情報 >>  2005年度バックナンバー >>  商品こだわり情報
line

関連項目
ならコープの商品事業の進め方
牛肉生産情報
農産物生産情報
商品Q&A
商品こだわり情報
食べる“なら”大和
コープ化粧品
CO-OPオーストラリアビーフについて

HOME
COOP商品図鑑
「おいしいところ」だけを味わう。

晴れた日には、遠く明石大橋が見える工場屋上。
大阪府泉南市に約7,200坪の敷地を有する
(株)リバースで、
CO-OPワンタッチコアノン・
トイレットロールが製造されている。
原料はオフィスから排出される
古紙類(一般書類・機密書類)のほか、
牛乳パックも大きなウェイトを占めるのが
特徴だ。
最新設備を備える工場では、
日産約43万個ものトイレットペーパーを生産。
高品質をアピールするその現場を訪ねてみた。

古紙原料がトイレットペーパーへと変化する様子。
写真は、古紙原料がトイレットペーパーへと変化する様子。左端から時計回りで原料の純度が上がってゆくのが
わかる。
 
商品の特徴は
高品質な使用感
従来の古紙原料を使用したモノとは異なり、
吸水性や白さ、ソフト感にこだわって製造。
100%ピュアパルプ製品に迫る品質の高さ。
芯ナシの太穴タイプ
ワンタッチコアノンは、その名のとおり
家庭のワンタッチホルダーにも使えるのが大きなポイント。
しかも市販品より長くて経済的。
エンボス加工タイプ
トイレットロールは、ワンタッチコアノンとおなじく
紙幅105ミリ幅で経済性を追求。
エンボス加工で爽やかな使い心地に。
 


丹念な製造工程で高品質を追求
いちど使ってしまえば、二度とリサイクルできないトイレットペーパー。
コープ商品の利用で、あなたも毎日エコ活動に参加できます
原料古紙
原料古紙を紙すきした後は、いちど巨大なロールになる。

 

古紙原料

1.膨大な古紙原料
倉庫に積み上げられた古紙原料の一部。
事務書類などの模造紙が中心。

牛乳パックも

2.牛乳パックも
回収された牛乳パックを発見。
全体の約30%を占める。

まずは異物の除去

3.まずは異物の除去
事務書類に混入している、さまざまな異物を除去する装置。

たとえばこんな

4.たとえばこんな・・・・
多いのがクリップなどの 金属類。
たくさん出てくる。

丹念なゴミの除去

5.丹念なゴミの除去
原料古紙は、7回もの工程を経て純度を高めてゆく。
これはその一部。

白さの追求も

6.白さの追求も
インクは泡で取り除く。
空気の力だけで界面活性剤は不使用。

棒状に巻いて

7.棒状に巻いて
巨大なロールから製品の直径にあわせ巻きなおしてゆく。

完成

8.いよいよ完成
まき直した棒状のロールを高速カッターで切り分ければ完成。

 

オフィス書類が中心

 昨年4月に工場竣工をむかえた(株)リバース。真新しい設備環境で、コープのトイレットペーパーが製造されている。まずは原料古紙の内容をたしかめた。
 興味をひいたのは「機密書類」の回収。官公庁や企業が焼却してきた機密文書を引き受け、トイレットペーパーとして再利用を促すクローズドリサイクルだ。文書の保管は施錠によりセキュリティを確保、処理には立ち会いやインターネットを通しての監視までできる。古紙の約60%は、こうした書類や帳票類など、オフィス関連から排出される模造紙類が占めている。残り約40%は回収された牛乳パック、紙コップやビニールケント紙などが原料になる。
 受け入れる紙の質が安定しているように思えるため、製造は容易な気もする。しかし、製造ラインに立ち入って、そんな想像は一変した。

異物との闘い

 製造は原料古紙をグズグズに砕くことからはじまる。その後、12時間をかけて水分をふくませ、さらに古紙をやわらかくする。ここから3段階にわけての異物除去がおこなわれるが・・・・
 まず、金属類を2回に分けて取り去る作業。バインダーの金具やクリップなど、大きな金属片がカゴ一杯に溜まってゆく。
 つぎに3ミリ大のスクリーンで、ラミネートやプラスチック類を分離。牛乳パックから出てくるカス(来春には固形燃料として利用予定)もこの段階で取り除く。
 さらに0.2ミリ大のスクリーンで2回、0.15ミリ大のスクリーンで1回。こうした工程の中で、崩れた古紙の塊が、だんだん紙粘土のようにきめ細かくなってゆく。色もうすくなり、ごみの粒も最後はバニラビーンズのように小さくなって見えなくなってしまう。
 このあとは空気の泡を使ってインク成分の除去。界面活性剤や塩素系漂白剤は使わない。パイプを入れ、ブクブクと泡立った複数の水槽を移動するだけ。これを脱水・洗浄機にかければ、ようやく抄紙(紙すき)してロールの誕生だ。ただ、この段階で現れるのは、重さ1,750キログラム・長さ39,000メートルという、途方もない大きさのトイレットペーパー。それを製品の直径・大きさに巻き直して裁断すると商品ができあがる。

品質の高さ

 トイレットペーパーの包材、それも裏面をじっと見つめる人はすくないだろう。しかし、ワクで囲まれた表示にすこし注目してほしい。
 たとえばトイレットロール(シングル)の場合、坪量という項目には18.0g/平方メートルとある。これは、1平方メートルあたりの紙の重さが18gあることを示す。実際には19.5g/平方メートル程度の値になるよう製造、やわらかさと使いやすさを追求しているそうだ。ちなみにこの紙の重さ(=厚み)は、製造時に紙を引っ張ることで調整する。引っ張り率が高いほど紙は薄くなり、固くなるしくみだ。ほぐれやすさの項目も記載は100秒以内。これも実際の数値は20〜30秒以内だという。
 アメリカの基準であった114ミリ幅の規格を9ミリ縮めて省資源を図ったり(イタリアは100ミリ)、形状はそのままで長巻きを達成(ワンタッチコアノン)するなど、コープのトイレットペーパーにはさまざまな工夫が込められている。
 何よりも「古紙再生品だから・・・・」というネガティブさを払拭した品質に拍手をおくりたい。

 

今回は(株)リバースで製造されている、
コープのトイレットペーパーを改めてご紹介!!
いずれも手間ヒマかけた製造で高いクオリティを実現、
価格・使い心地ともに充分な満足を得られる品々です。
もはや古紙のリサイクル品とは思えない、
コープのトイレットペーパー。
さあ、アナタも今日から手軽にできるエコ活動に
参加しましょう!!
ワンタッチコアノン シングル
ワンタッチコアノン シングル
紙芯を省いたワンタッチ太穴タイプ。ご家庭のワンタッチホルダーにスグ使えます。1ロールの長さは130メートルで、しかも形状はコンパクト。だから取り替え期間も収納も1/2で、とっても便利。1袋で6ロール入。
ワンタッチコアノン ダブル
ワンタッチコアノン ダブル
今、全国で年間3万トンの紙芯がゴミ処理されているといわれます。ワンタッチコアノンは紙芯フリーで、より環境に配慮した商品になっています。二枚重ねの65メートル巻きですが、形状はシングルとおなじ。1袋で6ロール入。
トイレットロール シングル
トイレットロール シングル
エンボス加工が人気のトイレットロール。紙幅はワンタッチコアノンとおなじ105ミリ幅で、コンパクト・省資源タイプになっています。1ロールの長さは60メートルで、1袋に12ロール入っています。
トイレットロール ダブル
トイレットロール ダブル
こちらは30メートル巻きの二枚重ねタイプです。もちろんエンボス加工。紙幅はワンタッチコアノンとおなじ105ミリ幅で、コンパクト・省資源タイプになっています。1袋に12ロール入っています。

WRITER/村上 実樹   PHOTO/(株)田部井デザイン
line
Copyright (C) NARA COOP All Right Reserved.
line