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CO-OP商品図鑑
CO・OP あさり
CO・OP あさり

古くは縄文の昔から日本人の食をささえた、あさり。
淡水が流入する河口付近、やや塩分濃度の低い内湾の、浅い海底に棲息する。
かつては我が国でもっともよく採れる貝といわれたが、
1980年代のはじめ頃をピークに、以降、漁獲高はだんだんと減少傾向にある。
たんぱく質や鉄分、ビタミンB12などの貴重な栄養素に加え、
血液や肝機能の働きにたいへんよい役割を果たすタウリンを豊富に含む健康食。
今回は地元・三重県をはじめ、愛知、九州産あさりの集荷・包装加工地である、
三重県漁業協同組合連合会・大淀(おいづ)貝類流通センターを訪ね、
その模様を取材した。

CO・OP あさり
「旬」の味をぜひ
産地によって少し違いはあるものの、3月から5月頃が旬。
身がたっぷりと詰まって貝殻が薄くなり、
割れやすいのも、うまさの証明。
なるべく手掘りで
小舟を浮かべ「まぐわ」と呼ばれる漁具で海底を探る手掘り漁。
貝が傷むことがなく、夏場の鮮度管理にもメリット。
丹念な検品作業
集荷されたあさりは、包装加工までの間に丹念なチェックを実施。
不良貝の除去に全力をあげて取り組む。



人手をかけてチェックした、あさり。

これからが旬


新鮮な海水で
新鮮な海水で
集荷したあさりを収容する「砂出し池」。地下からくみ上げた海水が常に流れています。海水は循環せず、海へ排出しています。

パック詰めの前に
パック詰めの前に
パック詰めラインへ入る前に、まずは検品。不良品を取り除くとともに、時にはニオイを確かめたりしてチェックします。

いよいよパック詰めへ
いよいよパック詰めへ
パック詰めのラインで、あさりがパックに入る直前。ここでもチェックの手が入ります。これで、検品も終わりでしょうか?

間際でもいろいろと・・・・
間際でもいろいろと・・・・
コレ、あさりが容器に入ってフタされるまでのわずかなスキ間での光景です。検品ではないけれど、やっぱりあさりを整える「手」が・・・・

3月初旬から5月頃は、あさりが最も美味しい季節。貝の中の身がふっくらと充実する、そのピークを迎える。ただ、貝殻は薄くなり、ちょっとしたことでヒビや割れが生じてしまう。これは旬であることの証ともいえるので、あまり心配することはないだろう。
今回訪ねた大淀(おいづ)貝類流通センターでは、砂出し池と呼ばれる巨大な海水槽で、出荷前に砂出しをおこなっている。それでも、完全に砂を吐かせるまでには至らないそうだ。商品が届いたら、調理前にコップ2杯の水に小さじ1の塩の割合で塩水をつくり、1時間程度漬けておくのがよい。これで残った砂もほとんどが抜けてくれる。
あさりは、できれば届いたその日に食べてしまうのが理想的。パックに入れたまま、温度が5度以上のところで放置すると、貝がスグに目ざめてしまう。ぎっしり詰まった貝たちが「呼吸」をはじめ、たちどころに酸欠・・・・死んでしまうのも時間の問題となる。海水パックの貝は、すぐに取り出して濡れた布などにくるんでしまうのがベスト。そうして調理までの間、冷蔵庫に入れておけば安心できる。
旬のあさりは旨いだしがたっぷりとれる。フライパンに何も入れず、ただ、あさりを炒めるだけ・・・・そんなざっくばらんな料理?がそそる。そのアツアツを「ちゅっ」とやれば、これまたビールがすすんで困る。フライパンの底に残ったおツユは、ちょっと薄めにつくった味噌汁の鍋へ。翌朝食べるこの味噌汁が、これまた最高なのだ。

丹念な出荷作業

三重県漁業協同組合連合会・大淀貝類流通センターをはじめて訪ねたのは15年ほど前。当時は、砂出し池から出したあさりを木製の四角い「ふるい」で選別する作業員さんの姿があった。あさりはそもそも漁船での収獲時にごみなどが取り除かれている。センターでおこなうのは「貝そのもの」のチェックだ。その後、6年ほど前に訪ねた際は、木製のふるいが機械式の選別機に変わっていた。ただ、機械でふるいにかけたものを、やっぱり作業員さんが手作業で選別していた。
今回、場内で気づいたのは、包装加工ラインが一新されていたコト。先に選別した貝をパック詰めするまでの間にも、入念にたしかめる姿があった。あさりって、決して採りっぱなしで出荷されているワケじゃない・・・・そんなことを、改めて実感した次第。







浜の大漁蒸し

浜の大漁蒸し

●材料(4〜5人分)

あさり・・・・800〜1,000g、酒・・・・2/3〜1カップ強、
塩・こしょう・あさつき(好みで)・・・・適量

●つくり方

  1. よく洗ったフライパンに、砂抜きして水洗いしたあさりを平らにならべ、
    酒を入れる。
  2. フタをして、中火〜強火であさりの口が完全に開くまで蒸す。
  3. 好みにより、塩・こしょうで味をととのえ、きざんだあさつきを散らす。

◆◆◆

あさりスパゲッティ

あさりスパゲッティ

●材料(1人分)

あさり・・・・200g、酒・・・・大さじ2、にんにく・赤とうがらし・・・・適量、
しめじ・・・・適量、サラダ油・・・・大さじ4、トマトソース缶・・・・1/3缶、
スパゲッティ・・・・100g、塩・こしょう・パセリ・・・・適量

●つくり方

  1. 砂抜きしたあさりに酒をふりかけて蒸し煮する。口が開いたら半量は殻から身をはずす。
  2. にんにく・赤とうがらしを薄切りしてサラダ油で炒め、あさり・しめじを加えてトマトソースと炒める。
  3. スパゲッティは、塩を入れた湯で表示時間より少し短めにゆで、ザルに上げる。
  4. (3)のスパゲッティを器に盛り(2)をかける。好みでこしょうをふり、パセリのみじん切りを散らす。

◆◆◆

浜の味噌汁

浜の味噌汁

●材料(4人分)

あさり・・・・800g、水・・・・4カップ、味噌・・・・適量、三つ葉・・・・適量

●つくり方

  1. 鍋に、水と砂抜きして水洗いしたあさりを入れて煮立てる。   
  2. あさりの口が開いたら味噌をとき入れ、器に盛って三つ葉をそえる。

◆◆◆

あさりめし

あさりめし

●材料(4〜5人分)

あさり・・・・750〜1,000g、水・・・・2〜3カップ、酒・・・・大さじ3、
砂糖・・・・小さじ1/2〜1、塩・・・・小さじ1/2程度、薄口しょうゆ・・・・大さじ1、
米・・・・3合、三つ葉・・・・適量

●つくり方

  1. 鍋に、砂抜きして水洗いしたあさり・水・酒大さじ1を入れて火にかけ、あさりの口が開いたらふきんでこして貝・ゆで汁に分ける。あさりは身を取り出しておく。
  2. ゆで汁に水を加え3カップとし、砂糖・塩・薄口しょうゆ・酒大さじ2とともに炊飯器に入れる。
  3. 最後に米を入れて炊く。炊き上がる直前に(1)のあさりと2センチに切った三つ葉を加えて蒸らす。

◆◆◆

かんたんチャウダー

かんたんチャウダー

●材料(4人分)

あさり・・・・800g、ベーコン・・・・3枚、にんじん・・・・1本、じゃが芋・・・・1個、
玉ねぎ・・・・1/2個、バター・・・・大さじ2、牛乳・・・・2カップ、
塩・こしょう・・・・適量、パセリ・・・・適量

●つくり方

  1. 砂抜きしたあさりを水洗いして熱湯でゆでる。汁をこす。
  2. ベーコン・にんじん・じゃが芋・玉ねぎは小口切りにする。
  3. バターを熱してベーコンと野菜を炒め、(1)のあさりのゆで汁2カップを加え、中火で煮る。
  4. 野菜が煮えたら牛乳を注ぎ、塩・こしょうで調味し、あさりを加え、仕上げにパセリのみじん切りを散らす。
写真・文/村上 実樹

 


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