認定特定非営利活動法人桜ライン311の秋の植樹会に参加しました
ならコープは、2014年から「桜ライン311」の活動を応援しています。2025年度は11月14日(金)~11月16日(日)に活動組合員、理事、職員の6人で岩手県陸前高田市に行き、秋の植樹活動に参加しました。
植樹活動の前には「桜ライン311」岡本代表による講演会に参加し、また、運営資金支援として目録20万円を贈呈しました。
岡本代表は自分自身やご家族は無事だったにも関わらず、当時は“生き残った罪悪感や後悔”が先に立っていたそうです。時が経って「今を生き切る」大切さと「目の前の人を助けたい」という使命感が出てきて今の活動に繋がったと言います。
今回ならコープは6人で2本のエドヒガンザクラを植えました。今回植樹した場所は、海から7㌔ほど離れていても川が逆流して被害にあった地域です。
参加者からは「何年後かに開花している様子を見に行きたい」、「全く海が見えないこのような場所にも津波が来るということを知らせることは後世にとって大切な事だと感じた」などの感想がありました。
●「桜ライン311」とは
2011年3月11日、東日本大震災が発生し、東北各地を津波が襲い多くの犠牲者が出ました。当時は10mを超える津波が発生する可能性や防潮堤の性能にも限界があることが、あまり知られていませんでした。震災前にこれらのことが周知されていれば、津波によって奪われた命はもっと少なかったかもしれません。その悔しい思いから岩手県陸前高田市で「認定特定非営利活動法人桜ライン311」の活動がはじまりました。
「桜ライン311」は「もし、また津波が発生した時、この桜並木より高いところに逃げて命を守ってほしい」という願いを込めて同市内の津波最大到達地点に桜を植樹しています。また、災害によって人の命が失われない未来を創るというビジョンのもと、学校植樹会や講演会などで子どもたちに防災の知識や正しい情報を伝える活動もおこなっています。今回の植樹活動で2,370本となり目標の約14%を達成しています。





