環境への取り組み

環境保全活動助成

2021年度環境保全活動助成団体一覧

ならコープは、1979年から省資源、ごみ減量の取り組みとして買物袋持参運動をすすめてきました。1982年からはマイバッグ運動としてコープにご加入いただきお店を利用される際に丈夫なお買物袋をお渡しして、省資源・ごみ減量のために使い捨てのレジ袋を削減してきました。レジ袋を使用される際には1枚につき5円のご負担をお願いし、「環境資金」としてリサイクルなど環境活動に活用してきました。

私たちの身の回りには地球温暖化問題をはじめ、様々な環境問題があり、地域での活動の広がりがとても大切だと考えています。そのため、2005年度から奈良県内で環境保全活動に役立てていただこうと、資金の一部を助成金として活用しています。2020年度までの16年間で、のべ306団体に対し、計13,764千円の環境保全活動助成を行うことができました。

2021年度も2月から3月まで募集し、より多くの市民が参加できる活動であることと、今後の広がりを重点に審査した結果、環境保全団体助成先15団体が決まりましたのでご報告いたします。

今後も地域のみなさんとともに環境保全の取り組みを進めていきます。

 団体名主な活動地域助成活動テーマ・内容
1 いこま棚田クラブ 生駒市 「生駒市西畑地区の棚田・里山の再生と創造」
生駒山の奈良県側中腹にある西畑町の棚田、里山が農業の衰退で荒廃していた。歴史にも名高いこの地の景観を後世に残そうと地元と共同で景観整備に取り組んでいます。
2 町思会 奈良市 「五カ谷の里の景観を守り、この地域の発展と活性化に寄与すると共に会員相互の親睦を図る」
地域の耕作放棄地を借り受け、農作物や草花を育てて景観を守る活動をします。山の辺の道(奈良道)奈良マラソンのコースが域内を通ることから、その周辺に花木の植樹・管理を続けます。自治会が主催する文化祭・夏祭り応援、域内道路の草刈りや清掃奉仕を行います。
3 アースデイ奈良2021実行委員会 奈良市 「アースデイ」とは、世界中で、地球のことを思い行動する日。「100年後は毎日がアースデイ!」を合言葉に、2007年から誰でも楽しく参加しやすい形で、環境や平和のことなどを考え発信するイベントを開催しています。15回目を迎える今回は、「自由自在-わたしサイズのくらし-」をテーマに、2021年4月24日(土)奈良公園登大路園地にて開催します。
4 春日原始林を未来へつなぐ会 奈良市 「春日山原始林観察会の実施」
古都奈良の文化財「春日山原始林」の魅力と価値、そして現状の課題から保全の必要性について伝える観察会を開催しています。各分野における専門家を講師として迎えた観察会の他、子ども達が主体的に学ぶことのできるようなプログラムを年間5回程度開催します。
5 川西町・サークルお花畑 川西町 「花とみどりのまちづくり地域の環境・美化活動、ゴミの減量とリサイクル、住民の交流の場づくり」
花とみどりのまちづくりを広く呼びかけ、近鉄結崎駅構内、公園、公民館周辺等で四季を通じて草花の栽培、樹木の管理、清掃をおこないます。自然堆肥、有機肥料を花づくりに活用し、環境にもやさしい土づくりを行います。
6 馬見自然塾 北葛城郡 「馬見自然塾(自然観察会」
馬見丘陵公園を活動のフィールドとし、一年を通じて「見て」「聞いて」「触って」「嗅いで」「食して」の五感を基本とした定点観察と講習などの学習を通して身近な自然への気付きや興味を持つことで自然環境保全への意識を醸成します。
7 サークルおてんとさん 奈良県 「地球温暖化防止やエネルギー問題に関する講演会の開催」
地球温暖化問題とエネルギー問題は世界や日本にとって喫緊の問題です。日本のエネルギー政策はどうあるべきか、エネルギーの供給の構成はどうあるべきか、再生可能エネルギーをどのように普及させていくのか等課題はたくさんあります。これらの課題に対して国や自治体はどんな仕組みを作っていくのか、市民はどう関わっていくのか等を考えていくことがますます大切になってきます。このような課題や市民の関わり方を考えるきっかけとなる講演会を開催します。
8 里山の山野草を守る会 桜井市 「里山の山野草を守る保全活動」
荒廃の一途をたどる里山を保全し、スズランやキンラン、ササユリなどのレッドリスト上の山野草を中心にの自生地を守ります。奈良県レッドデータブックに記載されている30種類近い山野草が自生し多くの昆虫も生息しているこの環境を後世へと引き継ぎ、いつまでも素晴らしい自然環境が継続されることを願って実施する。
9 山守の会プラス彩雲ひろば 桜井市 「里山林の保全と利用推進」
健全な森林を造成、CO2の吸収をはじめ森林の有する機能を高度に発揮させ、国民生活の向上に寄与するため、スギ・ヒノキ林の間伐を実施します。また、小学生の森林体験をはじめ都市住民に里山林を開放、林内散策等を通じ森林の良さを体感してもらいます。
10 緑友会 奈良県 「歴史と環境に配慮した景観保全活動」
古都法買入地景観形成事業(西ノ京エリア)に参加し古都奈良に相応しい景観の維持と環境にやさしい活動に努めまあす。活動地における草刈・整姿剪定・施肥などによる果樹園風景の景観維持管理、雨水を利用するなど環境に配慮した活動、プラスチック問題への対処として、サツマイモ畑で使用しているプラスチック素材のマルチからの脱却を目指して取り組みます。イモ掘り会(イベント)を催し、子供たちに自然とのふれあいの機会を与え、環境教育の一助とします。
11 奈良・人と自然の会 奈良市 「『ならやま景観整備事業』のビオトープ池整備および絶滅危惧種『ニッポンバラタナゴ』の育種環境の安定化」
ならやま池、タナゴ池、湿地、水路などの水辺環境の整備、ならやま池の水生生物調査(3週間に1度実施)ならびに水生生物の増殖、近畿大学農学部の北川忠生研究室と協力して行う奈良県産ニッポンバラタナゴの育種、夏休みなど児童とその保護者を対象とした水生生物観察会の実施などを行います。
12 笑郷(えこ)まほろばの会 香芝市 「二上山山麓の貴重な自然と歴史を学び、次世代に伝える」
奈良県の自然天然記念物屯鶴峯を含む香芝総合公園や二上山周辺での自然観察をしながら、自然保護・歴史・防災・自然エネルギーの利活用をともに学び、よりよい形で時代に残すための整備計画を行政と協働で作成する。空屋をリノベーションした自然保全活動拠点を中心に活動し、今後の自然保護・環境教育に利用できるよう、今まで積み重ねた観察記録を残し、それを活用して環境教育を推進します。
13 秋篠川源流を愛し育てる会 奈良市 「秋篠川流域の住宅開発と土地利用の変遷を大判の航空写真で紹介」
秋篠川の源流部は、密集住宅地にあって、堤防には緑が残り、水面には魚や野鳥が集まり自然の営みが続けられています。土地利用の変遷を時系列を追って示すことで、秋篠川に残された貴重な自然環境の大切さを地域の方に知ってもらうため、国土地理院が撮影した昭和50年&60年、平成20年(既存Q)の秋篠川源流域の航空写真をA0サイズに印刷して、秋祭り等の地域のイベントの際に掲示して住宅開発と土地利用の変換を住民に紹介します。
14 奈良県勤労者山岳連盟 大和郡山市 「グリーンハイク(ふるさとの自然を守り育てよう)」
県内の山やハイキングコースなどで活動します。①自然を知る(自然観察会、子ども向け観察会、歴史散策、水質・気温調査)②山域を守る(登山道、道標、避難小屋等の点検、案内板の掃除、携帯トイレ実践など)③『自然を傷つけない登山技術』や『新しい登山様式』の普及啓発④ゴミ収集、不法投棄の調査(生駒山、竜王山、葛城山)など
15 蒼池の会 奈良市 「蒼池の自然環境を守り活かす活動」
1.蒼池の環境を清潔に保ちます。2.蒼池の自然環境・生態を観察し保護に努めます。3.蒼池の周回通路を維持・整備します。4.蒼池を自然型公園にするための準備と要請を行います。
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