ならコープは、創立以来、組合員の「安心・安全・安価な商品を購入したい」との願いにこたえ、平和、環境、福祉、子育て支援、男女共同参画などの幅広い社会課題についても、組合員と共に学び考えその解決に向けて取り組み続けてきました。
2020年度は、新型コロナウイルスの脅威にさらされてきましたが、感染状況、社会情勢や組合員のくらしの変化に応じて事業と活動を新たなスタイルに変化させ、組合員のくらしに貢献し続けてきました。オンラインによる会議や学習会は、安心して参加できると仕事にも活動にも役立ちました。
組合員の学習の場である「組合員のつどい」はCO・OP商品を真ん中において、オンラインも活用して少人数で参加できるようにしたことで、1万人以上の参加となり、商品を中心とした多くのメッセージが寄せられました。
ステイホームにより各種媒体やホームページでの閲覧や投稿、新たに開設したインスタグラムのフォロワー、リニューアルしたeフレンズの登録も徐々に増えています。組合員への情報発信・コミュニケーションに役立っています。
ならコープ第12次中期計画（2019～2021年度）のテーマ「誰も取り残さない　安心してくらせる地域づくりのために『たすけあい・ささえあい・わかちあい』」の具体化は、さまざまな分野と地域で事業と活動の連携によってすすめることができました。「ならコープCSRレポート2021」で2020年度の軌跡をご確認ください。
　協同の取り組みを各地ですすめ、SDGsにも寄与してまいりましょう。

2021年5月
理事長　中野　素子