1980年代から村によって運営されていた小又川水力発電所。ならコープグループ㈱コープエナジーならによる大規模な更新工事を経て、6月から発電を開始しました。この発電所で生み出される電気は、現在「ならコープでんき」の電源として活用しています。

 ならコープでは、「吉野共生プロジェクト」として、「ならの元気は吉野から」を合言葉に、吉野地域をはじめとする奈良県全体を元気にするためのさまざまな取り組みをすすめています。730()、吉野共生プロジェクト推進委員会メンバーによる小又川水力発電所の視察のため、下北山村を訪れました。訪問については新型コロナウイルス感染症防止策を講じながら実施しました。

 

下北山村の小又川水力発電所を訪ねました 遊歩道も下北山村産の木材を使用。塗装も㈱コープエナジーなら・㈱CWSによる
下北山村の小又川水力発電所を訪ねました 小又川水力発電所 取水口

 小又川水力発電所の取水口までは、遊歩道入り口から10分ほどの道のりです。取水口からの導水管が、遊歩道に沿って配管されているのを眺めながら歩くこと10分。視察当日は長梅雨の影響で水量が増し、川面に打ち付ける水と、山の合間を吹き抜ける涼しい風が圧巻でした。



下北山村の小又川水力発電所を訪ねました
下北山村の小又川水力発電所を訪ねました 下北山村デザイナーのデザインによる看板

 下北山スポーツ公園若者センターにて、下北山村役場と吉野共生プロジェクト推進委員会メンバーによる意見交換会も実施しました。下北山村と㈱コープエナジーならによる発電所稼働に至るまでの経緯を学び、今後の課題についてもさまざまなアイデアを出しあいました。下北山村では現在人口減少・高齢化や過疎化などの課題を抱える中、移住者による地域おこし協力隊の活躍や、自然資源を生かしたコワーキングスペースの運営など、村内で働ける場づくりを通じて下北山村と関係する人を増やしていくことに取り組まれています。ならコープと下北山村は2018年に包括連携協定を結び、地産地消のエネルギーを活用するため、今回の発電所更新プロジェクトが前進しました。



下北山村の小又川水力発電所を訪ねました 下北山村との意見交換会
下北山村の小又川水力発電所を訪ねました

 今後もならコープグループでは、地域の皆さんの気持ちを大事に、事業と活動をともにすすめていくことで「共生」が実現するものと考え、さまざまな取り組みをすすめます。



※小又川水力発電所の見学については現在個別案内の対応はしておりません。今後発行されるならコープ機関紙「あをがき」での見学会案内や、バーチャル見学会をお待ちください。



<<リンク集>>


ならコープの吉野共生プロジェクトについてはこちら

小又川水力発電所の更新工事プロジェクトについてはこちら

 ならコープ機関紙「あをがき」8月号でも取り上げています

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