VISION 01エネルギー対策と環境への取り組み

「ならコープの2030環境ビジョン」のアップデート

「ならコープの2030環境ビジョン」を2020年に策定し、CO₂排出量削減、食品ロス削減、プラスチック容器包装材と資材の削減、エシカル消費の拡大を目標に掲げ、取り組みをすすめてきました。2026年度からは「2030環境ビジョンVer.1.5」として、最新の知見に基づく目標設定や算出方法にアップデートし、引き続き環境負荷削減の取り組みをすすめていきます。

【目標1】CO2排出量の50%削減(2013年度対比)

2025年度のCO2排出量は9,531トン(前年差△1,052トン、前年比90%)となり、2024年度より削減がすすみました。

再生可能エネルギーの活用

再生可能エネルギーとして太陽光発電を導入し、その電力を活用することでCO₂排出量の削減に取り組んでいます。2026年4月には、西奈良支所に56 kW、コープおしくまに162 kWの太陽光発電を追加設置し、ならコープグループ全体の発電容量は約6MWとなりました。これにより、2026年度からはさらに年間約80トンのCO₂排出量削減を見込んでいます。

「ならコープでんき」の状況

「ならコープでんき」は、太陽光発電や小水力発電、バイオガス発電などの再生可能エネルギーで発電した電力を47%含んでいます。こうした電気を組合員に供給することで、地域のCO₂排出量削減に寄与しています。2026年3月末時点の契約件数は3,355件、年間の供給電力量は合計12,694,855kWhでした。また、組合員宅の余剰電力の買い取りもおこなっており、2026年3月末時点の買い取り契約件数は363件、年間の買い取り電力量は1,011,883kWhでした。

使用済み天ぷら油の回収

店舗で使用した食用油の廃油と、家庭から出る使用済み天ぷら油を回収して、京都市の燃料化施設でバイオディーゼル燃料に精製し、軽油代替燃料や航空代替燃料(SAF)として活用しています。2025年度の回収量は約23.5トンでした。

エコドライブ表彰

ならコープの事業における燃料消費量は、CO₂排出量に直結しています。6月の環境月間では全支所を対象に、職員の環境意識や日々の業務における環境負荷低減への意識向上をめざして、配達時の安全エコ運転分析に基づく「エコドライブ表彰」を実施しました。期間中のエコ運転に関する数値(急加速・急減速・アイドリング・速度超過・最高速度)をグループ単位で集計し、メンバーの平均点を算出したうえで、上位3グループを表彰しました。

【目標2】食品ロス50%削減(2019年度対比)

2025年度の事業全体における生ごみ排出量は363,933kg(前年差△1,209kg、前年比99.7%)となり、2024年度より削減がすすみました。

生ごみをバイオガス発電に活用・飼料にリサイクル

2025年11月以降、農産加工センターから排出される生ごみ(食品加工残渣)の一部を、三重中央開発㈱に搬入し、他の生ごみとあわせてバイオガス発電に活用しています。発電した電気は全量を買い取り、「ならコープでんき」として地域に供給しています。2025年度に㈱CWSから搬入した食品残渣は約22トンで、合計発電量は3,443,551kWhでした。また、ならコープの事業所から排出される生ごみは、可能な限り飼料などにリサイクルしています。2025年度の事業全体における生ごみ排出量363,933kgのうち270,794kgをリサイクルし、リサイクル率は74.4%となりました。

【目標3】プラスチック容器包装排出を30%削減(2018年度対比)

2025年度の事業活動におけるプラスチック容器包装排出量は149,763kg(前年差△21,539kg、前年比87.4%)となり、2024年度より削減がすすみました。

配達時の内掛け袋の削減

2024年7月から物流センタードライ棟で、常温食品をコンテナにセットする際に、内掛け袋を使用しないセット方式を採用しています。また、コンテナに貼る組合員名などのラベルシールを、繰り返し書き換えることができるリライタブルラベルに変更しています。これにより、2025年度の内掛け袋使用量は99,786kg(前年差△19,930、前年比83.5%)となり、目標値に大きく近づくことができました。

その他の取り組み

●コープの森

北葛城郡・陽楽の森の一部を「コープの森」として位置づけ、上牧町、一般社団法人大和森林管理協会、森林所有者、ならコープの4者による山林整備・保全の連携協定を締結しました。また、50周年+1記念事業の一環として植樹イベントを開催し、「コープの森」にサクラ、モミジ、コナラ、クヌギなど11種53本の広葉樹を組合員とともに植えました。

●エコアイデアコンテストへの協賛

奈良市の「エコアイデアコンテスト」に協賛しました。「おしえてECOキッズ!」として奈良市内の小学3~6年生を対象に、省エネや食品ロスなど環境に関するアイデアやエピソードを募集したところ、203件の応募がありました。12月に「あつまれECOキッズ!」として表彰式をおこないました。また、脱プラスチックの啓発として蜜ろうラップづくりの体験ブースを出店し、環境配慮の取り組みを伝えました。

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