NPT(核不拡散条約)再検討会議ならコープ代表で組合員の小比賀博美(おびかひろみ)さんが、ニューヨークで見て、聞いて、伝えて、感じたことを紹介します。

まだまだニューヨークレポートは続きます。

前回の記事では写真だけだった4月28日から報告します!

 

4月28日(火)

雑誌サイエンスアメリカのインタビュー。4人の被爆者が取材されました。

同行者の人数が制限されていたため、私は同行できませんでしたが、予定時間を超過するほど具体的な質問がされたようです。

記者の、きのこ雲の写真を差し「この雲をあなたは見ましたか?」という質問に「見えないわよ。この下に私たちは居たのだから。足元60センチ上は真っ暗だった」と、被爆者の西本さんは答えられたそうです。

私たちの知らない事実、想像も付かないことが被爆者から語られます。ひとりひとりに違った体験があります。被爆体験を持たない私たちでも語られたことを知ること、知ったことを語り継ぐこと。それだったらできます。奈良でも被爆証言を聴く機会ができればいいと思いました。 

午後からは、被爆者の希望でグラウンド・ゼロに行きました。9・11メモリアルミュージアムを見学。ここにもたくさんの悲しみがあり、そして再生の希望がありました。メモリアルミュージアムから出てくると、石碑にたくさんの折り鶴がありました。入る前は確かに無かったのに。祈りを捧げる折り鶴。どの国の人も平和を願う心は同じです。 

 

小比賀博美(おびかひろみ)さんのニューヨーク報告
小比賀博美(おびかひろみ)さんのニューヨーク報告