絆の森整備事業とは、「森林と人との共生」を目的に、森林の所有者が所有森林を解放し、市民参加型による森林の造成を推進するため、広葉樹などの郷土の樹種の植栽や不要木の除去などを行う国の助成事業です。


 里山保全活動に参加を呼びかけ、植林、間伐、整備作業を実際に体験することで山間部のくらしに理解を持ち、自然との共生を考えるために、ならコープは2007年から協賛しています。年に3回(6月・11月・3月)吉野郡黒滝村で開催し、奈良県南部農林振興事務所職員である「絆の森事業主体」田中正臣さん所有の里山で活動をおこなっています。


 36日(土)、絆の森整備事業「キノコの植菌」を開催しました。最初に奈良県南部農林振興事務所職員 田中さんからキノコの名前や植菌方法の説明があり、ドリルで木に穴を開けました。樫の木にはしいたけの菌を打ち込みました。サクラ・シデの木は二つに切り、間におがくずとひらたけの菌を混ぜて挟むサンドイッチ方式で植菌をおこないました。これらは早くて今年の秋ごろにはキノコが生え、45年は採取できるそうです。ご家庭でおいしいキノコが採取できるよう、参加のみなさんに原木をお持ち帰りいただきました。

 

絆の森整備事業「キノコの植菌」を開催しました 桜、アカシデ、樫木に穴を開ける
絆の森整備事業「キノコの植菌」を開催しました なめこ、しいたけの植菌
絆の森整備事業「キノコの植菌」を開催しました おがくずとひらたけを混ぜ、サンドイッチ方式で植菌
絆の森整備事業「キノコの植菌」を開催しました 全員で記念撮影