南エリア:あすなら友の会・南エリア共催の福祉学習会を開催しました
あなたの介護は誰がする?~自分らしく暮らすために知っておきたい「生協10の基本ケア®」~
1月23日(木)コープみみなし2階研修室で、大阪健康福祉短期大学名誉教授・(福)協同福祉会理事の川口啓子さんを講師に迎え、『生協10の基本ケア®』についてお話しいただきました。
川口先生には、2023年度の福祉学習会で講師をしていただき、反響が大きかったので、より多くの組合員さんにも、お話を聞いていただきたいとの思いから、今年度も講師をお願いしました。
皆さんは、超高齢社会という言葉を意識したことがありますか?2025年は団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)となり、その10年後には85歳以上の人口が1,000万人を超えると予想されています。また、その半数以上が要介護状態になるとも…。少子高齢化の今の状況は、現在介護が必要な高齢者だけでなく、今の若者が高齢者になる未来も危険な状況であるということです。
高齢者の割合が増え、介護職員が減ってきた今、介護は他の誰かではなく自分で学んで実践しなければならない。そういう意識が必要なのだと、川口先生のお話を聞くと、近い将来への実感が湧いてきました。
~今からできる!介護予防、重度化予防、負担軽減~
『生協10の基本ケア®』は「尊厳を護る」「自立を支援する」「在宅を支援する」の3つを大切に、今日から実践できる暮らしの知恵が詰まっています。快適な日常生活を送ること、地域へおでかけして人と交流をすること。そして楽しみを見つけること。無理のない、長続きする日常生活をずっと続けることは、自立した在宅での安心なくらしに直結するのだといいます。
これから介護を担う方も、介護を受ける方も、先生のお話を聞かれた組合員の皆さんも、さまざまな立場にいます。身の回りのことが思うように出来なくなってきたとき、自分も家族もつらい思いをすることがないように、それぞれに知識があってこそ暮らしやすさを追求できるのだと思います。自分らしく暮らしていけるように、これからも組合員の皆さんやそのご家族と一緒に、このような学習会へ足を運んで交流を重ねていきたいと思いました。
*学習会の後、南エリア委員会から「CO・OP九州産3種の乾燥野菜ミックス」を紹介しました。カットして乾燥させた、にんじん・小松菜・キャベツが入っていて、汁物などにはそのまま手軽に使えて便利な商品です。 (南エリア委員)
〈参加者の声〉
・わかりやすいお話でした。自分のこととしてあらためて再認識しました。
・介護は身近にやってきています。知らないことが多いので少しずつ知っていることを増やしたいと思います。よくわかる説明でした。「10の基本ケア®」、すぐはじめられることで、自分、周りの高齢者とともに取り組みたい。
・質疑応答の時間がほしかった。
・「介護は愛情より根性より、知識」と話されたが、介護をするには、身内であっても仕事であっても「愛情」は必要です‼50数年前、中学生の頃に両親の介護をしました。今のような介護や福祉制度・支援になく、もちろん介護の「知識」も全くない状態でしたが、互いの信頼と愛情があったからできたと思います。



