9月23日(土)、コープみみなしで、学んで知ることで消費者トラブルを未然に防ぐために「その契約だいじょうぶ?なら消費者ねっとさんに聞いてみよう!」をなら消費者ねっと、奈良県安心安全サポーターあんあんの協力のもと開催しました。講師は、なら消費者ねっと理事の山口知香さんです。

「初回限定◯◯円を頼んだら、なぜか2回目も届いた」「子どもが勝手にゲーム課金した」など、私たちの周りに消費者トラブルはたくさんあり、最近では、プロ野球チームの優勝記念として発売された飴の偽物が売られている事例もあったそうです。「ネットで初回お試し価格で購入したが、いつの間にか化粧品が定期購入の契約にされていた」「夜にトイレが水漏れ。業者に来てもらったら思いがけない金額を請求され払った」などの事例を、奈良県安心安全サポーターあんあんのみなさんが寸劇でわかりやすく演じました。

 

「その契約だいじょうぶ?なら消費者ねっとさんに聞いてみよう!」を開催しました
「その契約だいじょうぶ?なら消費者ねっとさんに聞いてみよう!」を開催しました

 定期購入になっていないかを確認する、返品特約や解約条件の確認をする、最終確認画面をスクリーンショットで保存することで、トラブルが回避できるそうです。水漏れなど緊急時は慌てて業者を探さずに、まず止水栓を閉め落ち着いて考えること。普段から止水栓の場所を把握しておくよう教えてもらいました。

「その契約だいじょうぶ?なら消費者ねっとさんに聞いてみよう!」を開催しました
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 また、2022年に成年年齢が18歳に引き下げられ、若者のトラブル相談も増加しています。お子さんを持つ参加者から「子どもがトラブルを起こしたが、学校などで相談に行く時間が取れない。親が代わりに相談に行ってもいいか」などの質問もありました。子どもがトラブルを起こした時には会話ができる親子関係が大切だと教えていただきました。
 
 消費者トラブルに遭わないためには ①「いりません」「お断りします」とはっきり言う ②個人情報は安易に教えない ③うまい話はまず疑う ④急かされる契約は要注意 ⑤ネットではクリック前にひと呼吸 この5ヶ条を覚えておきましょう。そして、なにか起こった時は、ひとりで悩まず消費者生活センターへ。消費者ホットライン188(いやや)が最寄りの消費者生活センターへつないでくれます。 その消費は理由が納得できるものなのか。それを自問することが、自分の消費行動に責任を待つことだと思いました。